2014年9月18日木曜日

予言の自己成就

オイコノミアでやっていたことで「予言の自己成就」と言うのがあった。

特に合理的な根拠が無くても「こうなるはずだ」と予言する事によって、そうなった場合に備えるように人が行動を変えてしまう事で予言した状態になってしまう事。
例えば「この子は将来学者になれる」と予言されて、それなら勉強させようと親が思って勉強できるような環境に子供を置くことで本当に学者になってしまうと言うような事。
もしくは、「この特徴を持った人は会社を直ぐにやめてしまう」と予言されて、「すぐやめるならその特徴を持った人には重要な仕事は任せられない」と周りが考えて行動してしまうと、本人もやりがいが無くなって本当に直ぐにやめてしまうと言うような事。

似たような話に「統計的差別」と言うのもある。
これはあるグループにある傾向を持つ人が多い場合、その傾向を持たない人がいるにも関わらず全員にその傾向があるものとして扱われてしまう事。

「願いを言い続ければ何時かは叶う」と言うのも自己暗示的な要素意外に予言の自己成就的な要素もあるのかもしれない。

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