2014年8月25日月曜日

Simon Sinek: Why good leaders make you feel safe を見て

良いリーダの下では安心出来る。
権力者は自分の存在を脅かすが、リーダーは自分の存在を守ってくれる。
リーダが率先してメンバーを守るための利他的で自己犠牲的な行動を取る。
メンバーもそれを見習って他メンバーを守るために利他的な行動を取る。
そういう自分を守ってくれる組織に属していると安心できる。
利害関係ではなくメンバーであればどんな状況でも守られる。見捨てられない。信頼関係が必要。
一番良い例が家族。親子の関係。終身雇用やレスキュー隊、地域社会や国も等もその例。

利他的な行動を取っている人に理由を尋ねると「他人も自分にそうしてくれるから」と決まって答える。
環境がそうさせる。そういう環境に置かれれると利他的な行動をする様になる。

原始時代から人類は生存の脅威にさらされてきた。
それに対抗するためには利他的な相互協力が必要だった。
生存するためには自分を守ってくれる組織に属する事が必要。
本能的に組織に帰属したいと言う社会的欲求が備わっている。
組織に属するためには自分も組織のために利他的行動を取ることが必要。
この帰属欲求と組織から外される事への恐怖は非常に強い動機付けになりえる。
多くの場合は良い方向に働きそうだが、悪用すると人にとんでもない行動を取らせてしまう危険性もあり、注意も必要。

フリーライダーの様に自分は利他的行動はしないで他人の利他的行動の恩恵を受けるのみのメンバーが出てくると一気にモラルが低下して組織が維持できなくなりそう。
これを防ぐために規律で縛ると今度はアンダーマイニング現象でモラルが低下するかもしれない。
利他的行動を尊重する組織文化が必要? 宗教とか?
義理人情や組織への忠誠心といった日本的思想が役に立つような気がする。

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