日経コンピュータの「脱出! 暗闇プロジェクト」の第5回を読んだ。
[二者択一を迫られたらとりあえず「逃げる」]
選択肢以外にも良い解がある可能性があるので、即答せずに持ち帰って検討する。
二者択一の場合はどちらも困難な場合や、どちらかが非現実的で誘導の場合もある。
相手の選択肢の中ではない所に落とし所がある場合も多い。
[会議での厳しい発言は「割り引いて」聞く]
特に公の会議の場合は、建前で発言する傾向があるので割り引く必要がある。
皆各部門の代表として自部門の利益を主張している可能性が高い。
実際の落とし所は「根回し」で合意する方が現実的な場合も多い。
[「境界線」は雰囲気で引く]
ソフト開発でもバグ率や生産性等の管理指標を使う事が多い。
ただし、管理指標の精度は普通はそんなに高くない。
誤差が倍半分の範囲なら結構良い方だと思う。
そう言う状況で、「これは何時もよりも1.2倍のバグ率だが問題ないか?」とかを議論してもあまり意味がない。
大切なのは何故その数値になったのかを考える事を通して、これまでの作業を振り返る事。
振り返る機会を増やせると言うのが管理指標を使う事の一つの意義だと感じる。
これによって間違いや不備に早く気が付いて対処できる可能性を増やせる。
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