以下、印象に残ったところ。
[年寄りの方が幸福度が高い]
ポジティブな感情については若年、中年、老年は同じ。
ネガティブな感情については若年 > 中年 > 老年で、年寄りの方が少ない。
これは色々な困難を乗り越えた経験がネガティブな事に対する耐性を高めているため。
幸福度については若年 > 中年 < 老年と中年が低い。
総合すると年寄りが一番幸福度が高い。
[40代は幸福度が低い]
40代は人生の中で責任も重く、期待され、子育ても難しく、離婚も多い世代。
色々なプレッシャーと困難の中にいるために幸福度が低くなっていると考えられる。
これを乗り越えればそれが良い経験となって老年での幸福度があがる。
[多くの人が軽いうつ状態は経験している]
長い人生いろいろなことが起きるので、多くの人が一時てな軽いうつ状態を経験している。
ただ、それは長くは続かなくて、それを乗り換えることでネガティブな事への体制が高まる。
[思い出すことでも幸福になれる]
幸福感を感じた経験を思い出すだけでも再び幸福感を感じることができる。
そういう経験が多い老年の方が幸福感が高くなる。
幸福度が高い人が近くにいると自分の幸福度も高くなる。
直接の友人ではなくて、友人の友人の幸福度が高くても効果がある。
逆に不幸な人が近くにいると自分も不幸になりやすい。
幸福な人同士、不幸な人同士が集まりやすい。
[弱みを見せられる友人が必要]
沢山の友達よりも友達の多様性が幸福には需要。
安心して自分弱みを見せられる親しい友達が少数でもいると幸福度は上がる。
[一日一善]
幸福になるためには他人から何をしてもられるかに着目しがちだが、重要なのは自分が他人のために何をしてあげられるかの方が重要。他人をサポート出来ることが幸福への近道。
「一日一善」の言葉通り、毎日どんな小さなことでも良いので何か他人のサポートをして、それを書き留めて自分が認識出来る様にすると良い。お茶を入れた上げるとか、戸を開けてあげるとか、そいういう極小さなことで良いので、こまめにおこなってそれを自分で認識することが重要。
[余命短い人が語った5つの後悔]
1. 人に期待されたことをするのではなく、自分のやりたい事をやる勇気を持てれば良かった。
2. 働きすぎなければ良かった。
3. 自分の気持ちを伝える勇気が持てれば良かった。
4. 友達と連絡を取り続ければ良かった。
5. 自分がもっと幸せになることを許せば良かった。
ホスピス介護士のBronnie Wareが余命短い人たちに「今後悔している事は何ですか」とインタビューした結果をまとめた「Top 5 Regrets of the Dying」で述べられている。
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