2013年12月22日日曜日

Jane McGonigal: Massively multi-player… thumb-wrestling?を見て

TEDの「Jane McGonigal: Massively multi-player… thumb-wrestling?」を見た。
http://www.ted.com/talks/jane_mcgonigal_massively_multi_player_thumb_wrestling.html

短時間のプレゼンで英語も分かりやすかった。

簡単に言うと大人数でやる「指相撲」の紹介と、gamification的な観点から10のポジティブな感覚を引き起こす事説明していた。。
この大人数と言うのが凄くて、このプレゼンでは聴講者全員で750人位の人全員が一つの「指相撲」に参加していた。

この「大人数指相撲」はオーストリアのモノクロームという芸術家の集まるが10年位前に考え出したものらしい。

右手同士を複数人数で円になる様に握りあい、左手も同様に握る(詳しくは動画参照)。
ポイントは右手と左手を別々の人たちと握り合っても良いと言う所で、そうすることでどんどん数珠つなぎ的にゲームの輪を広げる事が出来る。

プレゼンでも1階と2階の間で接続したりなど、どうやって全体を繋げるかが面白い。

ある人が別の一人を最初に抑え込んだ時点でそこで握り合っている部分の勝者となる。
片手毎に勝者が決まり、両手同時にゲームをするので慌ただしい。

会場全体を一つに接続して30秒間のゲームが終了。各接続場所での勝者が決まった。

次にこのゲームによって引き起こされた10のポジティブな感情についての説明。

Curiosity(好奇心): 「大人数指相撲」ってなんだろうと興味を持った事。
Creativity(創造性): 全員が接続出来る様にいろいろ工夫した事。
Surprise(意外性): 両手で同時に指相撲をする事に多する驚き。
Excitement(興奮): 勝とうとして必死に指相撲した事。
Relief(気晴らし): ずっと座っていたなかで立ち上がって体を動かした事。
Joy(喜び): このゲームを通して皆笑顔になった事。
Contentment(満足): ゲーム中誰もメールやツイッター等をしていなかった。ゲームに満足していた事。
Awe(畏敬) and wonder(素晴らしさ): 物理的に全ての人が接続出来たと言う事。6秒以上他人の抱きしめると信頼ホルモンのオキシトシンが放出される。このゲームで皆の相互信頼が高まった。
Pride(誇り): (講演者の様に)両手共負けた人も今日このゲームについて新たに学ぶことが出来た。片手で勝てた人は公式ルール(笑)によってグランドマスターに認定された。両手とも勝った人はルールにより殿堂入りになった。

当然「公式ルール」と言うもはないとは思うが、そう言うストーリ性を出していた所もgamification的で良かった。
チェスみたいなゲームよりももっと早く普及させる必要があるから片手側が勝てただけでもグランドマスターにしているとか言っていた。

最後にこのゲームに勝つためのコツを紹介して終了。
聴講者を巻き込んだ非常に盛り上がったプレゼンだった。素晴らしい。

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