2013年10月23日水曜日

Daniel Kahneman: The riddle of experience vs. memoryのメモ

# [TED] Daniel Kahneman: The riddle of experience vs. memoryを見た時のメモ。

# 幸福に関する話が盛んだが簡単な話では無い。
  - 認知的なトラップ。
    * 複雑さを認めることへの抵抗。
    * experience self(経験(現在)の自分)とremembering self(記憶(過去)の自分)の混同。
  - experience selfとremembering self
    * ピークエンドの法則
    * experience selfは直接的。今感じたものその物。
    * remembering selfは記憶、storyが重要。思い出してどう感じるか。
    * remembering selfは終わり方が重要。次にピークも重要。
    * 現在は心理学的には3秒程度。
      - この3秒はexperience selfにとって独立している。全て対等に存在する。
      - 生涯で600万個の「現在」を経験することになる。
      - remembering selfにほ大部分が無視されて、storyとなってごく一部が残る。
    * 時間の捉え方が大きく違う。
      - remembering selfには時間は直接は重要ではない。
      - 時間がstoryに影響しなければ、remembering selfには影響しない。
    * 決定に関与するのはremembering self
      - 過去の経験ではなくて記憶から判断する。
      - 未来についても経験ではなくて、記憶への期待として捉えている。
    * 記憶を消費する?
    * 2種類の幸福がある。
      - その瞬間の幸福。感情。
      - その人の人生を振り返った時にどのくらい満足できるか?
      - この2種をごちゃまぜにしてはいけない。
      - この区別は最近になって認識されるようになってきた。
      - 相関はあるが低い。
   - 「幸せ」と「快適な暮らし」は違う。
    * 「快適な暮らし」と「幸せ」を実現するためには必要な事は全然違う。
    * 「幸せ」に重要な事
      - 記憶、ゴール、好きな人と一緒に過ごす事。
        * 他の楽しみもあるがこれが支配的。
    * 実際に暮らしがあまり改善しなくても
      「快適な暮らしのために正しい決断をした」と感じられれば「幸せ」になれる。

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