2013年11月6日水曜日

自己決定理論について

「自己決定理論」とは、乱暴に言うと「自分でやりたいと思っている事をやっている時に一番能力が発揮できる」と言う事。

内発的動機に基づく自律的な行動だと高いモチベーションを保てる。

逆に内発的動機が高い場合に報酬などを与えてしまうと、外発的動機は高まるが内発的動機が低くなって、全体としてはモチベーションが下がってしまう事がある。
#アンダーマイニング現象

子供に勉強しなさいと言うと「今勉強しようと思ったのに!」と言って反抗するのは、外発的動機によって内発的動機が低くなってしまったとも言える。

長期的な目的には内発的な動機は重要かつ不可欠だが、それを実現するための短期的な動機づけとして外発的な動機づけを予め設計しておくと言うのは良い手であると思える。

例えば、自分に対してテストで90点以上取ったらケーキを食べても良い事にする等の報酬を設定して当面はそれを目的に勉強したり、テストが終わるまでは毎日勉強したかを誰かにチェックしてもらう等してそのフォローに対応するために勉強したりなど。
#commitemt deviceとも言えるかも。

gamification等で短期的な目標の報酬(バッジ等)が長期的な目的と直接関係が無いと、「なんか騙されてやらせれている気がする」と感じる人もいるかもしれない。
ただ、逆に「長期的な目的に逆らって短期的な欲求に影響されてしまう自分」に逆らわずに上手く騙して長期的な目的に一歩ずつ近づけるかがポイントと考えている。

0 件のコメント:

コメントを投稿